NO!!ストレスライフ た~さんブログ

「ストレスが少ない生き方を。」の”た~さん”です。社会はストレスを感じるようにできている。では、どうやったらストレスがなくなるか?自らが実験台となって模索中のた~さんです。 ”た~さん流・自由の3か条”=①ストレスなし②リスクなし③責任なし

適応障害と診断されて休職。原因は、周囲からのストレスと前向きな性格。

あなたは知っていますか?適応障害

 適応障害になったことがあるだろうか。いや、そもそも適応障害という病気を知っているだろうか。多くの方はこの病気のことを知らない。僕もこの病気になるまではその存在すら知らなかった者の一人だ。

 僕は、今この病気に苦しんでいる。多くの人が、この病気になる人は気が小さかったり、精神的に弱い人が陥る病気だと思っている。僕は社会人3年目だ。普通の会社であれば、後輩ができ、業務理解も深まり、いよいよ会社を担うようになる準備段階だろう。僕は周りの社会人同様、結果もそこそこ出し、業務もそれなりにこなせていたと信じている。性格は、明るく、とにかくポジティブでどんな業務も率先して行い、出しゃばりと思われるほど、やる気のあるやつと見られていたに違いない。

 しかし、病気になったときにはすでに遅かった。気は塞ぎこみ、物事がなにも考えられず、一日中激しい頭痛に苦しむ。生きている自覚すらない状態になる。今振り返れば、その兆候は、適応障害と診断される1か月頃前から、見られていた。

 適応障害を知らない方は必ず読んでほしい。そして、僕と同じように、入社後少しでもストレス・悩みを抱えてる方、又、今上司として会社を任されている方にも同時に見て頂きたい。

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 (BedexpStockによるPixabayからの画像 )

適応障害によって実際に起こった症状

適応障害と診断される1か月前

 適応障害と診断される1か月前、僕はとにかく仕事に前向きだった。仕事を通して将来成し遂げたいこと、自分が納得できるまでに仕事をこなすこと、上司や従業員の期待に応えること、様々な矜持を持って仕事に向かっていた。朝8時に仕事に行き、帰りは毎日23時-24時。もちろん休憩はない。休憩を取るように会社は推進しても、周囲は期待し、僕に仕事を求める。その期待に応えようと、僕も必死になる。嫌な上司も嫌な従業員もいたが、跳ねのければ、自分のため、会社のためになると思っていた。でも、自分のツイッターを遡ると、「自分がやらないといけない」と気持ちを引き締める一方で、「だめだ今想像している以上にストレス半端ない」と弱音を吐いていた。落ち着いて考えていれば、自分の気持ちに素直になれていたのかもしれない。しかし、僕はそれでも仕事に精を出した。とにかく嫌味を言ってくる上司も、やる気もなく自分のことしか考えていない同僚も、時間内に終わるはずのない業務も、それほど大きな問題にはしていなかった。でも、心は正直だった。悲鳴を上げていたのだった。

 

適応障害と診断される1週間前

 この頃から、少しずつ体調に変化が表れ始めていた。仕事をしていると、ズキズキと側頭葉が痛む。ずっとではないが、僕は、頭痛持ちではなかったので疲れているのかなと軽く考えていた。

 同棲している彼女も僕の体調の変化に気づいていたようだった。僕は現在会社で知り合った彼女と数か月前に同棲を始めていた。彼女は毎朝、青ざめた顔をしている僕を心配をして、声をかけてくれていたが、強がって大丈夫だよとそれしか言うことしかできなかった。疲れなのか、気持ちの問題なのかわからないが、言葉数がどんどんと少なくなってしまっていた。それでも、身体にムチを打って会社に向かっていた。

 ある日には、夜中寝言で「もう嫌だ」と自然と言葉に出てきていた。その期間、僕はずっと夢の中で仕事をしていた。仕事をしていたというよりは、自分がやらないといけない仕事をずっと自分自身に投げかけていた。頭がキャパを超えていた。朝起きても夢が続いているような感じがした。休んでいる気がしない。だんだんと仕事と休みの区別がつかなくなる。

 

適応障害と診断される直前

 このときには、体調の変化に対して自分ではどうしようもない状態にまでなっていた。頭痛はとにかくひどく、何をしていても痛くて集中ができない。そして、僕は普段イライラしてもすぐに落ち着けるタイプだったのだが、小さいことでイライラが止まらない。さらに、イライラを超えてくると、物事がなにも考えられなくなった。意識の抜けた魚のような状態だった。視界が狭くなり、まっすぐ見た一点しか、焦点が合わない。周りが何も見えなくなっていた。そして、微熱が出た。そのとき、コロナ感染の影響もあり、会社で検温が義務化されていた。普段平熱が36.4-36.6度であったが、37.0-37.2度の熱が続いた。上司に熱があることを伝え、病院へ向かった。

 

一般的な適応障害

 適応障害という病気は一般的にどのような病気であるのだろうか。

適応障害とはストレスが原因となって現れる情緒面や行動面の症状によって、普段の生活が送れないくらいの抑うつ症状や不安が強く現れるものをいいます。
どの年齢層であってもストレスに感じることはありますから、子供が適応障害で苦しむようなこともあります。
ストレスは誰しもが感じるものではありますが、その感じ方は人それぞれです。周りの人がそれほど強いストレスに感じていないとしても、自分自身にとってはとても大きいものに感じてしまえば適応障害の原因となってしまいます。
世界保健機構の診断ガイドラインである「ICD-10」によりますと、ストレス性の出来事が起きてから1か月以内で発症するものですが、原因となるストレスがなくなると6か月以上症状は続かないとされています。
ただし、社会生活の中でストレスを完全に回避することは難しいために、症状が慢性化してしまうことも少なくなく、慢性化させてしまって5年を経過した場合には、うつ病などの診断名に変更されています。
つまり適応障害は大きな病気を引き起こしてしまう可能性を持っているものですから、思い当たる症状があるのであれば、専門医に相談することをおすすめします。 

https://www.shinjuku-stress.com/column/diseases-list/adjustment-disorder/

より引用

  適応障害は、一般的にうつ病に発展してしまう病気と位置付けられている。最初、適応障害を知ったとき、正直「なんだ。うつ病のなる手前か。」と思っていた。おそらく、今この記事を見てくれている方もそう感じているのではなかろうか。うつ病の前段階。まだ、大事ではないと。しかし、僕は伝えたい。この病気を簡単に考えないでほしい。

 

適応障害で引き起こされる一般的な症状

適応障害の症状の特徴は、ストレスに反応して抑うつ症状や不安、心配、怒り、焦りなどが強く現れます。それまで行っていたことが続けられなくなるようなことが多くあります。

また、子供の場合であれば、進学などの環境の変化にうまく対応できずに不登校やひきこもりなどにつながることもあります。自分の気持ちをうまく伝えることができないことが多いので、イライラや暴力など攻撃的な攻撃がみられることがあり、夜尿症、幼稚な話し方、指しゃぶりなどの赤ちゃん返りがみられることもあります。
適応障害はストレスが原因ですから、そのストレスから離れてしまった場合には症状が現れなくなります。
例えば仕事にストレスを感じる場合であれば、会社に出勤する日には不安が強くなってしまい抑うつ気分になってしまいます。しかし仕事の休みの日であれば、普段通りに過ごすことができたり、外出を楽しめたりできる場合も少なくありません。
しかしストレスを長く積み重ねてしまった場合、休みの日であってもうまくリラックスできなくなってしまうこともあり、その状態が長引いてしまうとうつ病へと進行させてしまうことも少なくありません。
特に抑うつ状態や意欲の減退、不眠などが2週間以上続いている場合には、うつ病の可能性が高いといえます 

https://www.shinjuku-stress.com/column/diseases-list/adjustment-disorder/より引用

 一般的には、抑うつ状態や不安、心配、怒り、焦りが表れ、今まで出来ていたことができなくなる。僕の場合は、頭痛や気の塞ぎこみ、焦燥感、怒り、無心状態、視界不良、睡眠時のうなされなどが見られた。症状は人それぞれ違ってくるのかもしれない。

 

あなたの気持ちが強くても、心には限界があると知ってほしい。

 僕は、昔から明るく、ポジティブな性格で、責任感も強かった。周囲から見ればしっかりしたやつ。大学から始めたアメリカンフットボールではチームを引っ張って、最終年には優勝をした。会社も誰もが知っているような有名企業。勉強もスポーツも人並みにこなしてきた。そんな僕でも、適応障害になった。今では仕事には戻れないし、仕事に戻ることを考えただけで頭痛がひどくなって、気がふさぎ込む。こんなの自分ではないと、焦燥感にかられる。彼女にも、自分の弱い姿を見せてしまっている。社会的にも何もできてない自分が悔しい。必要もないプライドが心を傷つける。

  あなたはどうだろう。責任が強く、周りから信頼されて、色々なこと抱えすぎてはいないだろうか。自分の心に負担をかけすぎてはいないだろうか。おそらく、ストレスの難しいところは、自覚がないことだと思う。心を測る尺度は、世の中に不足している。僕も全然自覚がなかった。気づいたときには、そうなってしまっていた。

 適応障害になって初めて知った言葉ある。「自己一致」という言葉だ。簡単に言うと、思考と行動が一致していることだ。

(参考:https://mbp-japan.com/kyoto/kyotocl/column/2607125/

 僕の場合は、仕事のほとんどが自己一致していなかった。嫌なことを全て、無理やり良い方向に転換しすぎていた。

 例えば、嫌な上司に文句を言われ続けたときに、この上司の言ってることが正しくても、正しくなくとも、会社のため、自分のためとその文句を変換していた。また、従業員に会社のシステムで問題があり、文句を言われる。自分ではどうすることもできない問題は自社ではよくあることだった。自分もそういったシステムに嫌気がさしていたが、従業員のためと共感し、解決策を探る。本当は、叫ぶぐらい自分も文句を言いたかった。しかし、どうだろう。そんなの普通じゃないか、もしくはよくやってるね、と思うだろうか。大切なのは、その行動が自分の心と一致しているかどうかだ。僕の場合、あらゆる部分で自分の心と行動を一致させていなかった。少しでも文句が言えたらよかったのかもしれない。僕は普段愚痴をもらさない方だと思う。どっちかといえば、愚痴を聞く方だ。気づいたときには、心に負荷がかかって、パンクしていた。

 「心には限界がある。」正直、僕はないと思っていた。物事は気持ちでどうにかなると思っていたからだと思う。自分の心と行動を一致させて生きてる人のほうが、ずっと強いのかもしれない。時には、自分の大切な人ぐらいには、愚痴を言ったり、強がらず自分の思っていることを言ったらいいと思う。今の環境で、自分の心と行動が一致していないのであれば、環境を変えることも必要だと思う。

 多くの人は、鬱や適応障害などの精神的な病気になるのは、心が弱い人がなると感じていると思う。そんなことはない。責任感が強くて、周囲からの期待をされていて、明るく、ポジティブな人もこういった疾患になる。

 

最後にあなたに伝えたいこと

 あなたは今、社会人になってどのくらいだろうか。社会人にすらまだなっていないだろうか。いずれにしろ、僕は伝えたい。あなたの周りの人は、ちゃんと自己一致しているだろうか。もちろん生活の全てを自己一致させることは不可能かもしれない。でも、自己一致してない状態が続いてしまったとき、立ち直れないぐらいになってしまう可能性がある。幸い、僕は家族や友人、彼女の支えのおかげで何とか生活ができている。様々な関わりの中で、自分の目の前の課題にも向き合えるようになってきた。ただ、自分が入りたくて選んだ会社が、僕の体調を考慮したような返答をしてくれてないことだけは、本当に残念な気持ちである。

 

 どのような状況に置かれていても、どのような生活をしていても心に負荷がかかる場面は必ずある。あなたは現在、部下の立場だろうか。それとも上司の立場だろうか。もし僕が次のコミュニティに、次のステップにいけるとするのならば、部下であっても上司であっても、この適応障害になった経験を忘れず、生きていきたい。また同じ思いをしないためにも、させないためにも適応障害という病気があることを胸に生きていきたい。性格は関係ない。明るくたって、暗くたって、心にストレスは感じる。どうかあなたは、心に優しい人であって下さい。自分の心にも周りの心にも優しく接して下さい。そして、素敵な人生を歩んで下さい。

 

読んでくれてありがとうございました。

少しでも今のあなたに参考になってくれれば、幸いです。

た〜さん

 

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